女性の場合、脂っぽいから薄毛になりやすいということにはそこまで神経質にならなくても大丈夫です。
とはいうものの、毛穴に余分な脂分や汚れが詰まっていれば頭皮には負担になってしまいますので、清潔さを維持していくことは重要なケアのひとつです。
髪が細くなる、コシがなくなるといった毛髪の変化は、加齢による血流の悪化、ホルモンバランスの乱れが原因と言われています。
ただし、これらの症状がすべて薄毛に結び付くというわけではありません。
男性の場合、男性型脱毛症の特徴として細く短い毛が多くなり、薄く見えるようになるのが特徴ですが、これは更年期の影響で女性にも起こることがあります。
比較的まれな事象です。
頭皮が硬いから薄毛になりやすいということを示すデータはありません。
ただし、頭皮が柔らかければ血行も良いので、マッサージなどで血行を良くすることは毛髪にとってもプラスにはなります。マッサージによる発毛の即効性があるという考えはいきすぎですが。
白髪を抜くと、周辺の毛髪がメラニン色素をつくらなくなるとは考えにくく、白髪を抜くと増えるというのは根拠不足です。
無理に抜くと、毛根がダメージを受けて髪が生えてこなくなったり、縮れたり、痛んだりする原因となりますので、白髪は抜かずにカラーリングされることをおすすめいたします。
髪をコーティングしてツヤを出したり、さらさらにするシリコン剤。そのシリコン剤を配合しないノンシリコンシャンプーが人気です。
ノンシリコンは頭皮や髪に負担が少ない面もありますが、それが薄毛ケアになるとはいえません。
頭皮を脂っぽくもドライにもさせない自分に合ったシャンプー選びを心がけてください。
洗った後のすすぎの方が大事です。よく洗い流すようにしてください。
髪の毛を保持するために働く女性ホルモンのエストロゲンは更年期に急激に分泌が衰え、それに伴って、髪のハリやコシがなくなったりしてきます。
エストロゲン(女性ホルモン)を補充すれば、髪質は良くなるけれど、髪のうねりやハリ・コシがもどるというわけではないようです。
加齢によるトラブルはホルモンだけが原因でないので、総合的にケアをしていくことおすすめいたします。
海藻は髪に良い食材と言われていますが、そればかりを摂取してもいい影響があると言えません。バランスがとれた栄養摂取が必要です。
髪の毛はアミノ酸で出来ているので、良質のたんぱく質、亜鉛、鉄分、ミネラル、ビオチン、ビタミンB群、抗酸化成分も必要な栄養素です。